12/05/30
赤十字広報特使の藤原紀香さんが5月24日、岩手県陸前高田市の米崎小学校仮設住宅を訪問し、被災者の方々と一緒にノルディックウォーキングに参加しました。紀香さんが同市を訪れるのは、昨年5月に続いて2回目です。
ノルディックウォーキングは2本のポールを使って歩く、フィンランド生まれのスポーツ。脚への負担が少ない一方、普通のウォーキングと比べてエネルギー消費量が高いため、健康増進に役立ちます。日本赤十字社では東日本大震災の復興支援事業の一つとして、昨年5月から岩手県内で被災者の皆さんを対象に実施しています。
(写真:会話をしながらみんなで楽しく歩くことはこころのケアにも有効)
この日は仮設住宅の住民ら約30人が参加。北海道ノルディックウォーキング赤十字奉仕団の藤田隆明委員長を講師に、きつめのストレッチで体をほぐした後、田植えが進む田んぼのあぜ道などを、約1キロの道のりを会話を楽しみながらみんなで歩きました。
紀香さんは「外に出て、会話をしながら歩くことが気分転換になりますし、全身運動なのでとても体によさそうです。私も楽しかったです」。
報道陣から「発災直後は有名人がたくさん来てくれましたが、今はなかなか来てくれない。今日、紀香さんが来てくれて元気になったという声があります」と問いかけられると、「復興には時間がかかると思いますが、これからも被災地訪問や広く現状を伝える活動を続け、少しでも皆さんの役に立てれば」と決意を語りました。
(写真:仮設住宅に住む方を励ます赤十字広報特使の藤原紀香さん)