11/12/28
「辛いことや厳しいことはあると思うけど頑張っていくしかない。今日がそのきっかけになって欲しい」
サッカー元日本代表の中田英寿さんのそうした思いが込められたサッカー練習用ジャージが、岩手、宮城、福島の被災3県のサッカー少年・少女3655人に日本赤十字社を通じてプレゼントされました。
一般財団法人「TAKE ACTION FUNDATION」(=TAF、代表理事:中田英寿さん)がシンガポールとタイで行ったチャリティー・サッカーマッチで集められた寄付金を活用したのが今回のプレゼント企画。約3900万円の寄付金は、それぞれの国の赤十字社から「海外救援金」として日本赤十字社へ寄せられました。そして、TAF側の「子どもたちにサッカーを通じて元気になってほしい」という思いと、日赤の活動趣旨とが一致したことからジャージ寄贈が実現したものです。
岩手(12月22日)、宮城(同23日)に続いて、クリスマスイブの12月24日に福島県相馬市立磯部中学校で行われた寄贈式には中田氏が出席。地元の6つのサッカーチーム代表にジャージを手渡した後、約140人の子どもたち全員にサインもプレゼントしました。子どもたちからは「サインが消えないように洗濯しません! 大切にします」の声も。
真新しいジャージに着替えてサッカーのミニゲームをする子どもたちの様子を見学した中田さんは「辛いことは一人ひとりで乗り越えていくしかないけど、楽しいことは共有できる。子どもたちには元気よくサッカーを楽しんでほしい」と話しました。