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東日本大震災活動レポート

ボランティア

赤十字広報特使(女優・藤原紀香さん)の活動(6)
福島県の仮設住宅に防寒用品と笑顔届ける(10月29日)

11/11/09

4回目の被災地訪問

 女優で赤十字広報特使の藤原紀香さんが10月29、30の両日、福島県を訪問。仮設住宅の入居者の皆さんを励ますともに、窓用の断熱・結露防止シートなど「冬場対策セット」を贈呈しました。藤原紀香さんの東日本大震災被災地訪問は4回目、福島訪問は2回目となります。

※【冬場対策セット】日本赤十字社では、岩手、宮城、福島3県のプレハブ仮設住宅約5万戸を対象に冬場対策として断熱シート10万セット、体を温める敷きパッド13万枚、住宅に併設された集会所・談話室用の電気こたつ+掛敷布団1800セットを配付します。

「福島を発信し続けていきます」
佐藤県知事と懇談


 29日、福島県庁に佐藤雄平知事を訪ねた藤原紀香さんは「冬の寒さが少しでもしのげるように、赤十字から物資とスマイルを届けにきました」とあいさつすると、知事は「ありがたいことです。被災者にとって大きな元気と勇気になると思います」と感謝の言葉を述べました。また、「福島は地震と津波、原発、風評被害にさらされている」という知事の訴えに対し、紀香さんは「広報特使として、一人の人間として、福島のことを発信し続けていきます」と決意を述べました。
 紀香さんと知事の懇談には県内の多数の新聞やテレビが取材に駆けつけ、注目の高さを示しました。

一日も早い復興に向けて
相馬市の仮設住宅で激励


 津波によって、多くの市民が犠牲となった相馬市では、立谷秀清市長と懇談した後、
206戸が入る北飯渕仮設住宅を訪問し、仮設住宅組長の佐藤泰治さんと星すえ子さんに断熱シートなどを手渡しました。大勢の入居者の皆さんからの大きな拍手と歓声で迎えられた藤原さんは、「これからも皆さんのことをずっと忘れず、一刻も早く復興に向けて動き出すように、いろんなことを伝えていきます」と激励しました。
 星さんは「朝晩、寒さを感じるようになったので、防寒対策セットをいただいてすごくうれしいです」と語っていました。