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東日本大震災活動レポート

ボランティア

赤十字広報特使(女優・藤原紀香さん)の活動(4)
3度目の被災地訪問(7月22日)

11/07/27

日赤宮城県支部「一緒にがんばりましょう」

 東日本大震災の被災地を支援する藤原紀香さんの活動は、4月の福島・宮城県、5月の岩手県に続いて、3回目です。
 宮城県仙台市にある日赤宮城県支部災害対策本部をまず訪問。鈴木隆一事務局長から県内の被災状況、日赤救護班や赤十字奉仕団の活動について報告を受けたあと、職員や家電セット配付に携わるスタッフを「赤十字の理念を胸に、ともにがんばりましょう」と激励しました。

塩釜市役所 被災者相談の担当者らを激励

 津波によって市内の22%が浸水し、約5千戸が被害を受けた塩釜市では、市役所を訪問して、内形副市長から被災当時の様子や義援金分配の状況についての説明を聞きました。このあと被災者の相談窓口や復興推進にあたる部署などを回って、「暑い中ですが、体に気をつけて、塩釜市民のためにがんばってください」と呼びかけました。(写真:内形副市長から説明を受ける藤原さん (c)Ichigo Sugawara)

女川町の仮設住宅 震災2カ月後に誕生した女の子

 牡鹿半島の付け根にある漁業の町、女川は津波によって壊滅的な被害を受けました。岡さん一家が入居する仮設住宅を訪問すると、震災2カ月後に生まれた「あさひちゃん」がスヤスヤと寝ています。避難所で迎えたある日の早朝、体を照らす朝日の暖かさに感動した裕彦さんが名付けました。「5月に生まれたの!よくがんばった。本当にえらい」と、紀香さんはやさしく微笑みかけました。(写真:あさひちゃんにそっと話しかける (c)Ichigo Sugawara)

石巻赤十字病院 中国の子どもたちが描いた絵

 この日、最後に訪れたのは、地域で唯一の災害医療拠点として活動した石巻赤十字病院。4月に続いて2回目の訪問です。今回の紀香さんの役割は、中国大地震(2008年)で被災した子どもたちが日本の被災地のためにと描いた絵を届けることです。集まった数百人の職員を前に「あれからずっと大変だったと思います。これからも困難な道のりを歩かれるでしょうが、一緒にがんばりましょう」。