先生もワークショップにチャレンジ!!-やり遂げることが大切- ~国際理解・親善~
青少年赤十字のリーダーシップ・トレーニング・センターやスタディーツアーでは、ひとりひとりが学校に帰ってどんな活動をするか、ワークショップをとおして具体的な活動計画をつくります。その内容は文化祭発表、救急法講習会の企画、外国人にもわかりやすいごみ分別の表示、福祉施設の訪問、フェアトレード商品の販売等多岐にわたります。
今回は、ネパールスタディーツアーに派遣された青森県弘前市の柴田学園高校の中村教頭がワークショップで作成した活動計画を実践した様子を皆さんにご紹介します。
平成30年度青少年赤十字海外支援事業ネパールスタディーツアーでは、シャンジャ郡とパルバト郡の2つの学校を訪問し、青少年赤十字メンバーが集めた募金がどのように使われているか調査しました。
ネパールでの事業の成果と課題を実感した先生は、その思いを日本全国の青少年・赤十字メンバーに届けるべく、活動計画を実行中です。
(ネパールスタディーツアー報告書はこちら)
―先生の取り組む活動はどのような内容ですか?
目的は、ネパールについて青少年赤十字メンバーに伝えていくこと、国際理解・親善を広めていくことです。
活動の第1弾は、新聞への寄稿。青森県で一番の発行部数を誇る東奥日報で、ネパールへの支援事業とスタディーツアーで目の当たりにしたことについて発信しました。
第2弾は弘前市を中心に発行されている陸奥新報社への活動報告。モンゴルのユースキャンプに参加した青少年赤十字メンバーと一緒に取材され、後日、陸奥新報へ掲載されるなど、青少年赤十字の教育効果について発信しました。(新聞記事はこちら>2019.8.9陸奥新報掲載記事.pdf)
第3弾はラジオからの発信。FMアップルウェーブ「津軽いじん館」にゲスト出演し、青少年赤十字に携わるようになったきっかけや、ネパールでの経験、青少年赤十字について発信しました。(新聞記事はこちら>2019.2.23東奥日報掲載記事.pdf)
―今後はどのような活動をしていく予定ですか?
今後も第4弾、第5弾・・・と青少年赤十字の国際理解・親善を広める活動を継続していく予定です。青森県内で国際理解・親善に積極的に取り組んでいる青少年赤十字メンバーと協力し、スタツア参加メンバーとも連携しながら、これからも新聞などのメディアを通して活動を伝えていきたいと考えています。最終的には同級生でピコ太郎のプロデューサーである古坂大魔王とコラボして青少年赤十字の「国際理解・親善」を発信できたらと思っています。
―活動計画を実現させるコツや、活動を継続させるための工夫があれば教えてください
活動計画を作ったら必ず実行に移すことです。青少年赤十字が掲げる態度目標は「気づき、考え、実行する」です。気づくこと、考えることは、意識していると自ずとできるようになります。しかし、それを実行に移すには勇気が必要です。大変なことですが、立ち止まったときでも、失敗を恐れず、勇気を振り絞って実行への一歩を踏み出してください。
また、ワークショップ作成の場での計画をそのまま実行しなければいけないということはありません。状況の変化があり修正が必要になる場合は、臨機応変に対応しましょう。
やり遂げることが大切です。そして、やりっぱなしにしないのが青少年赤十字。振り返りをしっかりとして、次の活動へとつなげていきましょう。
―全国の青少年赤十字メンバーにメッセージをお願いします
高校を卒業したあとも、自分の強みを生かして赤十字に携わっていけると良いですね。例えば卒業生のひとりである神山さんは大学生となった今、青年赤十字奉仕団として支部に所属し、児童学科での学びを活かして、幼稚園児や保育園児にネパールの様子や1円玉募金でできること、手洗いの重要性をわかりやすく伝える活動をしています。
大学生や社会人になると忙しくなりますが、できる範囲で赤十字とウィンウィン(win-win)な関係を築いていけると普段の生活にも張りが出て、幸せになるでしょう。
「一生 赤十字!」でハッピィ!!!
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「平成30年度 青少年赤十字海外支援事業 ネパールスタディーツアー 報告書」はこちら
「青少年赤十字活動資金を活用した海外支援事業」についてはこちら
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