国内災害救護・国際活動について

国内災害救護

災害時に必要とされる救護を円滑に行うため、
訓練、物資の整備、人材育成など、常に災害に対応できる体制を作ります。
災害時にはいち早く救護班などを派遣し、救護活動を行います。

医療救護

災害発生時にはいち早く被災地に医療救護班を派遣し、DMATや各機関と協力して、救護所の設置や避難所の支援、心のケアなどにあたります。

救援物資

毛布や日用品セット・安眠セット・緊急セットを備蓄し、災害時に被災者へ円滑な配分を行います。大規模災害だけでなく、火災などで避難されている方にもお届けします。

血液製剤の配布

血液センターに輸血用の血液製剤を備蓄し、災害時には広域で支援することで、被災地においても円滑に供給します。

義援金の受付

義援金をおあずかりします。被災地の配分委員会を通して、全額を被災者におとどけします。

沖縄県支部が参加する主な訓練

・沖縄県総合防災訓練
・美ら島レスキュー
・国民保護訓練
・那覇市総合防災訓練
・全国赤十字救護班研修 など

沖縄県支部から救護班等を派遣した災害

・令和6年能登半島地震(2024年)
・令和2年7月豪雨(2020年)
・熊本地震(2016年)
・東日本大震災(2011年) など

国際活動

南スーダン派遣.JPG

世界中の災害や紛争、病気などに苦しむ人々を救うため、
世界最大の赤十字のネットワークを活かして、緊急時の救援や復興支援、予防活動に取り組みます。

(写真は南スーダンの紛争地帯で医療支援にあたる沖縄赤十字病院の髙尾看護師長)

緊急救援

大規模災害などの緊急事態の際には、いつでも出動可能な専門家と、医療や給水衛生活動がすぐに展開できる資機材をセットにしたチーム「ERU」を結成します。

復興支援

数カ月の緊急救援の後には、復興支援が始まります。赤十字は、緊急救援後もその場に残り、地域の人たちが自ら立ち上がるのを支え続けます。

開発協力

緊急救援・復興支援だけではなく、長期的な視野でさまざまな「開発」事業にも取り組んでいます。

国際人道法の普及

紛争の影響を最小限に抑えることを目的とした「国際人道法」の普及活動などを行っています。

南スーダン髙尾師長.jpg 南スーダンへの医療支援派遣

 ICRC(赤十字国際委員会)の要請により、沖縄赤十字病院の髙尾看護師長を2017年8月から約6か月間、アフリカの南スーダン共和国へ手術室看護師として派遣いたしました。
 南スーダンでは長年にわたり内線が続いており、決して良い医療環境とは言えない状況です。現地の医療スタッフおよび海外からの支援スタッフとともに、赤十字の使命である「人間の苦痛を予防軽減する」という目的のため、一人でも多くの命を助ける活動に従事されました。
 髙尾看護師長は過去にもアフガニスタン、スーダン、パラオ、イエメン、南スーダンでの活動経験があり、今回で6回目の派遣となります。