国内災害救護・国際活動について
国内災害救護
災害時に必要とされる救護を円滑に行うため、
訓練、物資の整備、人材育成など、常に災害に対応できる体制を整えています。
災害時にはいち早く救護班などを派遣し、救護活動を行います。
医療救護
災害が発生すると、ただちに救護班やdERUを派遣し、救護所の設置、被災現場や避難所での診療、こころのケア活動などを行います。
日本赤十字社徳島県支部救護班 7班 70名
いざという時に備えて、当支部の医療施設等に救護班を編成しています。
徳島赤十字病院 | 5班 52名 |
徳島赤十字ひのみね総合療育センター | 1班 8名 |
徳島県赤十字血液センター | 1班 8名 |
徳島赤十字乳児院 | 2名 |
※ 編成基準:医師1名、看護師長1名、看護師4名、薬剤師1名、主事(事務)1名
※ 徳島赤十字病院は、1個班あたり2名~3名の臨床研修医を加えて編成
※ 徳島赤十字乳児院は、被災地のニーズにあわせ、臨機的に救護班に加わり活動する
過去の災害救護活動一覧
- 令和6年能登半島地震災害
- 令和2年7月豪雨災害
- 平成30年7月豪雨災害
- 平成28年熊本地震
- 平成26年徳島県西部大雪災害
- 平成26年台風11・12号豪雨災害
- 東日本大震災
- 新潟中越地震
- 台風10号関連豪雨災害
救援物資の配分
毛布や日用品セット・安眠セット・緊急セットを備蓄し、災害時に被災者へ円滑な配分を行います。
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毛布
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緊急セット
携帯ラジオ、懐中電灯、風呂敷など
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大判バスタオル
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安眠セット
マット、枕、アイマスクなど
救護資機材の整備
救護活動を行うための資機材を整備しています。
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全天候型テント
どのような天候にも耐えられる二重構造型のテント(DRASHテント)を整備しています。
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発電器
電気などのライフラインが停止した時に備え発電器を整備しています。
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災害救援トラック
災害時には、救援物資や救護資機材を被災地に届けます。
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通信指令車
衛星携帯電話や無線を搭載し、各関係機関と通信を行いながら、被災地に向かいます。
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災害用移動炊飯器
災害時に、温かい食事を提供できる災害用移動炊飯器を徳島県内に215基配備しています。(R3.1月末現在)
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衛星携帯電話
固定電話か携帯電話での通信が困難となる災害時に、衛星を使って通信できる衛星携帯電話を整備しています。
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災害時活動用テント
雨や日差しを防ぎ、災害時の炊き出し活動の衛生状況を向上させるテントです。県内各地に83帳を配備しています。
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段ボールベッド
災害時の避難所生活で特に支援が必要な「高齢者」と「乳児」に特化した当支部独自仕様の段ボールベッドを各50セット配備しています。
血液製剤の配給
各血液センターで必要な血液製剤を備蓄し、血液需給を調整する体制をとり、災害時に円滑に配給いたします。
義援金の受付・配分
災害により被害を受けた方々に対して、お見舞いや応援の気持ちをこめて、受け付けた義援金を全額、公平に配分します。
赤十字防災セミナー
地域の住民の方々が、自らいのちを守り、被災に伴う心身の苦痛を軽減することを目的として、赤十字防災セミナーを開催しています。
TOPICS
国際活動
世界中の災害や紛争、病気などに苦しむ人々を救うため、
世界最大の赤十字のネットワークを活かして、緊急時の救援や復興支援、予防活動に取り組んでいます。
また、徳島県支部でも国際救援・開発協力要員を養成し、海外へ派遣しています。
緊急救援
大規模災害などの緊急事態の際には、いつでも出動可能な専門家と、医療や給水衛生活動がすぐに展開できる資機材をセットにしたチーム「ERU」を結成します。
復興支援
数カ月の緊急救援の後には、復興支援が始まります。赤十字は、緊急救援後もその場に残り、地域の人たちが自ら立ち上がるのを支え続けます。
開発協力
緊急救援・復興支援だけではなく、長期的な視野でさまざまな「開発」事業にも取り組んでいます。
国際人道法の普及等
紛争の影響を最小限に抑えることを目的とした「国際人道法」の普及活動などを行っています。