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東日本大震災活動レポート

災害対応能力強化

  • 次の災害に備える

    震災直後から、被災者の皆さんは学校の体育館などで避難所生活を強いられました。電気も水道も止まり、トイレも使えない劣悪な環境の中、プライバシーもなく、心身ともに休まらない日々が続きました。
    一方、支援に向かった日本赤十字社にとっても、多くの想定外の事態に苦しみました。私たちは、この教訓を忘れず、次の災害に備え、災害対応能力の強化に取り組みました。


    1. 防災倉庫の寄贈 (27市町432ヵ所)
    被災した自治体のニーズを調査。人数規模や備品の統一規格を検討し、簡易トイレや給水設備、発電機、照明器具、ランタン、浄水器、パーテーション(仕切り)などを備えた防災倉庫を寄贈しました。(写真中)

    2. 救護力をパワーアップ
    あの日、通信が途絶え、情報収集は困難をきわめました。通信指令車を整備して通信システムを強化。災害対策本部の車輛を救急車タイプにし、悪天候に長期間耐えられる救護所用大型テントも整備しました。(写真左、右)