人材育成

多数の職員に、効率よく集中して体系的・理論的な育成を行うために、特定の対象者を各職場から選抜して、一定期間日常の業務から離れ、集合研修を実施します。経験年数や役職に応じた役割と期待される能力を十分自覚し、それを全うしうる知識・能力を身につける「階層別研修」、専門的な知識・技術を習得するための「職能別研修」、特定のテーマや課題に関する知識・技術を習得する「課題別研修」などを行っています。

本社、支部、施設に勤務している６万人を超える職員が、日本赤十字社の使命を共有し、赤十字運動の担い手としてその役割を果たしていくために、全社的な視野に立ってこれらの職員を指揮・監督する幹部職員を長期的・計画的に養成しています。本社では、事務系課長級職員を対象とした「基幹幹部職員養成研修」、事務系係長級職員を対象とした「中堅幹部職員養成研修」を実施しています。

国際救援・開発協力要員になるためには、規定の研修を受講・修了する必要があります。まず国際赤十字・赤新月社連盟が行うe-ラーニングを受講・修了し、次に日本赤十字社が開催する６日間の研修を修了すると、要員として正式に登録されます。また、派遣前には３日間の安全管理研修を受講していただきます。その後は国際協力事業への派遣経験を積みながら、専門分野の研修なども通して要員としてのレベルアップを目指していきます。