モンゴルへ毛布を寄贈しました!

~(株)オンワードホールディングスの毛布4000枚寄贈~

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毛布を子どもたちに手渡す
オンワードの中鉢氏(左から2番目)

株式会社オンワードホールディングス(以下、「オンワード」)は、同社製の衣料品を顧客から回収し、その衣料品をリサイクルして毛布等を作り、世界に届ける「オンワード・グリーン・キャンペーン」を2009年から実施しており、これまでに赤十字を通じて寄贈した毛布は、合計31,200枚に上ります。日本赤十字社(以下、「日赤」)は、2011年からこの取り組みに協力しており、10回目の協力となる今回は、モンゴル国に計4,000枚の毛布を寄贈しました。そのうち2,000枚は、災害時用の備蓄として、モンゴル赤十字社に寄贈しました。

気候変動の影響を受けるモンゴル

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広大な大地で、ひつじが草をはむ
のどかな風景

モンゴルでは都市化が進み、人口の40%が首都ウランバートルに住んでいますが、地方の多くの人々は「ゲル」と呼ばれる壁にフェルト(動物の毛を使った不織布)が使われる伝統的な移動式住居に住み、遊牧生活を送っています。季節により気温の差が激しく、夏は 40°C近くまで上がる一方、冬は氷点下 30°C以下まで下がります。夏の干ばつに続き、豪雪や氷点下 30°C以下の極寒の冬が訪れるモンゴルでは、この国特有の「ゾド」と呼ばれる自然災害の被害が気候変動の影響でさらに深刻化し、2000年以降増加傾向にあります。「ゾド」が発生すると、生計手段である家畜を失うなど、モンゴルの人々の生活に大きな影響が生じます。

日本からの温かい贈り物で、子どもたちを笑顔に

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毛布を手に喜ぶ子どもたち

11月から本格的に始まる極寒の冬を迎える前に毛布を寄贈するため、株式会社オンワード樫山の中鉢弘美環境経営推進部長が日赤職員とともに向かったのは、モンゴルのダルハン・オール県です。
寄贈先の一つ、ダルハン・オール県第12学校では、約90人の子どもたちが寄宿舎で生活しています。彼らは学校に通うため、遊牧民の親と離れて暮らしています。また、中には家庭内暴力などでやむなく家を追われた子どもたちもいます。経済的に貧しい家庭の子どもたちであるため、使用している寝具も古く薄くなっていました。寄贈の際には約50人の子どもたちが集まり、「遠くから毛布を届けてくれてありがとう」と感謝の気持ちが述べられました。

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寄贈式では歌やダンスを披露してくれた
児童養護施設の子どもたち

寄贈先の二つ目は、児童養護施設“太陽の子どもたち”です。ダルハン・オール県は、工業で発展した都市である一方、失業や、親をなくした子どもが路上に住むストリートチルドレンなどが社会問題となっています。2000年にできたこの施設は、親をなくした子どもたちの生活を支援するために設立されました。主に日本の団体によるサポート、子どもたちが作った作品の販売、日本で伝統的なパフォーマンスをすることで資金を得ていますが、100人余りが生活するこの施設には十分ではありません。

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「いつか日本の皆さんにお返しがしたいです」と話す
ナルマンダさん(中央)

寄贈式では、子どもたちが伝統的なダンスや歌を披露してくれたあと、中鉢部長から毛布を手渡しました。中鉢部長は「この毛布は日本の人々にご提供いただいた衣料品から作っており、多くの人々の気持ちがこもっています。皆様の生活がこの毛布で少しでも良くなることを祈っています」と述べました。毛布を受け取ったナルマンダさんは、「日本から温かい毛布を届けに来てくれて嬉しいです。大切に使います。いつか日本の皆さんにお返しがしたいです」と話してくれました。

毛布を通じて希望をつなぐ

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オンワードの取り組みがモンゴルの
子どもたちの笑顔につながりました

今回寄贈した4,000枚の毛布のもととなった洋服は、「オンワード・グリーン・キャンペーン」のコンセプトに賛同した同社の顧客の方々からご提供いただいたものです。中鉢部長は、「企業の社会的責任として、皆様からお引き取りした衣料品から毛布を生産し、世界の支援を必要とする人々に配付する活動を続けています。日本の皆様の想いがつまった毛布をお届けする活動を、今後も継続していきます」と語ります。

日本赤十字社は、世界191のネットワークを活かし、日本の皆様と支援を必要とする人々の希望をつなぐための支援を継続していきます。

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