フィリピン保健医療支援事業~住民自らが取り組む健康問題と疾病予防を支援~

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報告会を終えて(左 黒川看護師、右 後藤看護師)

日本赤十字社は、平成28年1月15日~平成28年7月20日の間、フィリピン共和国での保健医療支援事業に、第23次派遣要員である日本赤十字社医療センター(東京都渋谷区)の黒川寛子看護師と石巻赤十字病院(宮城県石巻市)の後藤嘉世子看護師を、それぞれフィリピンのオーロラ州とヌエヴァ・ヴィスカヤ州に派遣しました。

先日、両看護師が活動を終えて帰国し、本社(東京都港区)にて帰国報告会を行いました。

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村での活動の様子(中央が黒川看護師)

黒川看護師は、前派遣要員やフィリピン赤十字社のスタッフやボランティアと立案した健康教育の計画を実行し、多くのボランティアに協力をいただきながら活動をしました。同教育は、赤十字から知識を得た地域住民自らがボランティアとなり、他の地域住民に健康に関する知識を伝えるという活動です。黒川看護師は、ボランティアたちが、地域住民に健康教育を円滑に実施できるよう支援を行ったほか、保健施設や給水・衛生設備のアセスメントなどを行いました。

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村の小学校での活動の様子(左上が後藤看護師)

後藤看護師は、健康教育のトピックの選定、赤十字についての普及活動、健康教育の開始、村のヘルスステーションのアセスメントなどを行いました。

ヌエヴァ・ヴィスカヤは新しい事業地のため、まずは赤十字について地域住民に知ってもらうため、「赤十字とは何か」について、地域住民に対して普及活動を行いました。また、同普及活動はボランティアの方々にとって初めての普及活動となったため、ボランティアたちが人前で話をしたり、人に伝えるというトレーニングの機会になったとのことです。

                                               報告会では、「今後も、ボランティアさん達が村のために積極的に活動してくれることを願います。そのためには、ボランティア、プロジェクトスタッフ、要員が手を取り合い、一丸となって前に進んでいく必要があると思います」と語りました。

同事業では、これまでに43名の看護師等をフィリピンに派遣してきました。現在も第24次派遣要員として、日本赤十字社医療センターの冨澤真紀助産師、名古屋第二赤十字病院(愛知県名古屋市)の山田愛美主事を派遣しています。