ボランティアの育成と活性化を担うボランティア~支部指導講師研修会を開催~

小松指導講師

平成26年度の研修修了生 新潟県支部の小松指導講師による活動実例紹介

2月13日から15日まで、赤十字奉仕団支部指導講師研修会を開催しました。参加したのは、日頃から全国各地で活躍する、青少年赤十字*加盟校の教員OB・OGの方や地域に根差した活動を行うボランティアグループのリーダーなど20名です。

日本赤十字社では、各地域のボランティア育成と活性化を担う「支部指導講師」と呼ばれる制度を設け、ボランティアがボランティアを育て、活動に対する助言などを行っています。

研修は、支部指導講師の役割について知っていただくことにはじまり、赤十字ボランティア研修の特色やよいプレゼンを行うための手法、研修を充実させるためのグループワークの技法、過去の研修参加者による活動実例紹介など多岐に渡る内容を展開しました。

支部指導講師グループワーク

協働作業を通じてそれぞれの所属奉仕団の考え方の違いに気づいたとの声も

研修のまとめとして、本研修の講師である千葉県支部の稲積指導講師が「人々の理解と参加のない赤十字は存在することが出来ません。だからこそ、人々に赤十字の良さを知っていただき、『やってみようか』と行動づけることのできる研修を目指す必要があるのです。また、良い研修にするためには、最大の準備と努力が必要であり、研修の手法の一つ一つになぜそれを選択したのか、という根拠を持つ必要があります」と締めくくると、参加者からは、「支部指導講師としての役割を自覚することが出来た」、「支部指導講師としての意識が高揚した」といった声が聞かれました。

*青少年赤十字は、児童・生徒が赤十字の精神に基づき、世界の平和と人類の福祉に貢献できるようになることを目指し、さまざまな活動を学校教育の中で展開しています。