献血の種類
献血には、全血献血、成分献血があります。全血献血には400mL献血と200mL献血があり、血液中のすべての成分を献血していただく方法です。
一方、成分献血には血小板成分献血と血漿成分献血があり、成分採血装置を使用して血小板や血漿といった特定の成分だけを採血し、体内で回復に時間のかかる赤血球は再び体内に戻す方法です。ですから成分採血は身体への負担も軽く、多くの血漿や血小板を献血していただける特長があります。
日本赤十字社では、輸血を受ける患者さんへの安全性をより向上させるために、献血基準を満たした方には400mL献血、成分献血のご協力をお願いしています。
成分献血、400mL献血について
人間一人ひとりの血液は、たとえ血液型が同じでも微妙に違っています。このため、一人の患者さんに使われる輸血用血液製剤が、より少ない人数の献血によってまかなわれていればいるほど、輸血後の副作用(発熱、発疹など)発生の可能性が低くなります。
成分献血、400mL献血は、200mL献血に比べて献血量が多いことから、上図のように少ない献血者からの輸血を可能にし、安全性を向上させる献血方法と言えます。
日本赤十字社では、献血をお申し込みいただいた方のご意思を優先し、献血によって体調を崩すことのないよう、健康状態について慎重に確認した上で成分献血、400mL献血のご協力をお願いしています。
※皆さま方のご協力により400mL、成分献血の比率が年々高まっています。