青少年赤十字について

児童・生徒が赤十字の精神に基づき、いのちと健康を大切に、
地域社会や世界のために奉仕し、世界の人びととの友好親善の精神を
育成することを目的として、さまざまな活動を学校教育の中で展開しています。

主な活動内容

  • 【奉仕】

    募金活動を始めとした学校ごとの奉仕活動を通じ、やさしさや思いやりの心を育みます。

  • 【健康安全】

    赤十字救急法等の講習会(心肺蘇生、AED、応急手当等)を通じ、いのちの大切さを学びます。

  • 【国際理解・親善】

    赤十字のネットワークによる海外メンバーとの交流を通じて、多様性を学びます。

  • 【防災教育】

    赤十字のノウハウが詰まった教材「まもるいのちひろめるぼうさい」を活用し、災害や防災について学びます。

  • 【コロナ禍での人権教育】

    新型コロナウイルスが持つ3つの“感染症”の顔を知り、差別の防ぎ方を学びます。

  • 【リーダーシップトレーニングセンター】

    学校の枠を超えたメンバーとの集団生活や体験学習により、自主性を高める等の成長を促します。

  • 【高校生協議会】

    生徒自身が学習会の企画や運営を行い、学年や学校を超えて共に学びあいます。

  • 【JRC加盟登録式】

    新年度を迎えた児童・生徒に青少年赤十字メンバーの意識付けを行います。ご希望があれば赤十字職員の講話も行います。

青少年赤十字とは

実践目標

青少年赤十字では、先に述べた目的を達成するために、「健康・安全」「奉仕」「国際理解・親善」の3つの実践目標を掲げています。

健康・安全
いのちと健康を大切にする
人間の生命はもっとも大事なものです。その生命を守るために、自分の命と健康を大切にするとともに、みんなの健康を守り、人間尊重の精神を養うことを目指します。
奉仕
人間として社会のため、人のためにつくす責任を自覚し、実行する
私たちはたった一人で生きているのではなく、社会の一員として生きています。自分が今、他者のために何が出来るかを考え、できることから実行していきます。
国際理解・親善
広く世界の青少年を知り、なかよくたすけあう精神を養う
私たちは、いつも世界の国々とのつながりの中で生活しています。外国の人々やその国のことについて正しく理解し、交流を深めることは大変重要なことです。それは自分自身を知ることにもつながります。このような積み重ねが、世界の平和の実現を目指していくことにつながります。

態度目標

主体性を育むために「気づき」「考え」「実行する」という態度目標を掲げています。

青少年赤十字の特徴

  • 学校や幼稚園・保育所に組織されています。
  • 何を実践するかは学校や園の自由裁量です。
  • 青少年赤十字は世界的な組織です。
  • 国内にも多くの仲間がいます。
  • 青少年赤十字は政治的、宗教的および思想的なことには中立・公平です。

加盟のメリット

  • 講師を派遣します

    赤十字が持つ防災や人権等のノウハウを様々な学習の時間等に活用いただけます。

  • 教材や資材を提供します

    防災教育教材(写真)の配付、避難所体験ゲーム等の無料貸出をしています。

  • 学校運営に活用できます

    青少年赤十字が大切にしている「気づき」「考え」「実行する」力の育成を伴う実践活動は、「生きる力」を育むうえで大いに役立ちます。

  • 子どもたちのリーダーシップを育てます

    実践活動を通じて人格形成を図り、子どもたちの自主性を育て、やさしさや思いやりの心を育みます。

  • 国際的な活動に参加できます

    赤十字のネットワークによる海外姉妹社等との交流事業に参加できます。

  • 学校の活動をサポートします

    研究奨励費の助成(60校程度)により、各校の活動を奨励します。また、研修会では各学校の活動事例を共有できます。