所蔵品紹介

日本赤十字社が保管する5万点以上の赤十字関連史料から、223点をご紹介します。
※一部、博物館明治村所蔵・日本赤十字豊田看護大学管理の史料を含みます。

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赤十字情報プラザ展示中

磐梯山噴火 日赤の災害救護のはじまり【本社報告(明治21~22年)】

  • #~明治
  • #文書
  • #国内災害救護
1888(明治21)年7月、福島県の磐梯山が噴火し、付近の村を岩石泥土が襲います。死傷者は500人を超え、集落や田畑に大きな被害をもたらしました。 日本赤十字社の活動報告には、同年の社員大会で日赤総裁・小松宮彰仁親王による演説の記録が残っています。戦時救護を目的に設立した日赤には当時、自然災害時の規定がなかったことなどから、災害発生当初は出動を「躊躇していた」ものの「皇后陛下の慈旨により、翌朝6時半に医師を派遣した」とあります。昭憲皇太后の一言が、日赤初の災害救護活動を後押ししたことがうかがえます。 佐野常民が途中で合流し、被災地で負傷者の収容や自宅療養患者の回診、地元医師への教育を行ったことも記されています。
  • 磐梯山噴火救護写真