【帰国報告会】紛争地での赤十字の人道支援~イラク北部モスルに派遣された日赤医師からの報告~

2017年8月よりイラク共和国モスルへ医療支援事業のため派遣されていました渡瀨淳一郎医師が帰国し、モスルの現状と日赤および国際赤十字の動きを報告いたします。

武力紛争が続く同国では、昨年10月、政府軍が反政府勢力に占拠されている北部の街モスルを奪還する作戦を開始。本年7月、政府軍により正式に解放宣言がなされたものの、依然として戦地からは、銃撃や爆弾、地雷の爆発により負傷した兵士や市民が運ばれてきます。また、紛争により発生した大量の国内避難民や瓦礫と化した街を再建し、安定した生活を取り戻すまでの見通しは、まだ立っていません。


 国際赤十字は2016年10月以降、モスル近隣の病院を拠点とした医療支援を拡大し、日本赤十字社は、その協力のため2017年2月、モスル近郊の街アルビルにある西アルビル救急病院へ医師4人(内訳:外科医1人・救急医1人・麻酔科医2人)を派遣しました。彼らは、移動外科チームの一員として戦地から搬送されてくる負傷者等の治療にあたりました。

■日時:2017年10月6日(金) 15:30から16:30(開場は15:15)
 ■場所:日本赤十字社本社(東京都港区芝大門1-1-3)  東館2階 視聴覚室
 ■派遣先:イラク共和国・モスル
 ■派遣期間:2017年8月14日~10月5日
 ■派遣者:渡瀨 淳一郎(わたせ じゅんいちろう)
大阪赤十字病院 救急科部副部長 兼 国際医療救援部副部長
 ■派遣者略歴: 医学部卒業後、外科医/救急医として病院に勤務。2014年大阪赤十字病院国際医療救援部にて国内・国際災害救援事業に携わって以来、イラク・南スーダン・ウガンダなどで数々の人道支援活動に派遣。 直近では、2017年3月イラク・アルビルにて紛争犠牲者の医療支援に従事。