モザンビーク サイクロン被害 救援金受付を開始 ~サイクロンの被災者を救うため、温かい支援をお願いします~
日赤は、アフリカ南部モザンビークを襲ったサイクロンの被災者救援のため、本日3月25日より救援金の受け付けを開始します。
3月15日、アフリカ南部モザンビークを直撃したサイクロンは、沿岸の都市ベイラ(人口約50万人)及びその周辺地域に大きな被害をもたらしました。
国連人道問題調整所(UNOCHA)によると、3月23日現在、死者数は417人、負傷者数1400人以上になっていますが、最終的な死者数は1000人以上、被災者数は60万人にもなると予想されています。被災地域の家屋・建物への損害は甚大で、国際赤十字の調査ではベイラの9割が被災している模様です。
サイクロンの影響による土砂崩れや洪水によって被災地へのアクセスが困難であること、また通信インフラが回復していないため、被災状況の全容把握にはいまだ時間を要する状況です。さらに現地は雨季に入っており、長雨による災害後の衛生環境の悪化が懸念され、感染症の被害が拡大する恐れも出てきています。
同サイクロンによる被害は隣国のマラウイとジンバブエにも及んでおり、両国でも死者や行方不明者、家屋、農作物への被害が発生しています。 現地のモザンビーク赤十字社との連携のもと、各国赤十字社から緊急対応チームを派遣し、支援活動を開始しています。日赤は国際赤十字を通じて、活動支援のため、1000万円の緊急資金拠出を決定しました。
今回ご寄付いただいた救援金は、甚大な被害を受けた家屋修理のための資機材や住宅再建の支援、被災者への救援物資の配布、感染症蔓延を防ぐための活動や安全な水の確保といった活動に充てられます。皆さまの温かいご支援をよろしくお願いいたします。