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東日本大震災活動レポート

医療支援

  • 地域医療の再生を支える

    地域の医療機関が連携できる体制を復旧することが、患者さんの安心につながります。被災地の方々の命と健康を守るための医療インフラの復興と整備に取り組みました。


    1. 石巻医療圏の再構築 (2011年の年間外来患者 298,722人)
    宮城県の石巻医療圏(石巻市、東松島市、女川町)で、唯一、被災を免れた石巻赤十字病院では、震災以来、患者が集中し、病床の不足が続いていました。
    そこで敷地内に、仮設病棟を増設。石巻赤十字病院に新病棟が完成する2015年9月まで使われる予定です。さらに看護専門学校の再建、災害医療の研修・訓練を行う「災害医療総合センター」の整備も進めています。(写真右)

    2. 女川町地域医療センターの再建 (2011年の年間外来患者48,549人)
    被災当時はのべ患者数48,549人が訪れる女川町立病院でした。スイス赤十字社やスイス財団などから寄せられた海外救援金を財源に再建されました。(写真中)

    3. 気仙沼市立本吉病院の整備 (2011年の年間外来患者23,724人)
    気仙沼の街も津波の泥をかぶってしまいました。2013年1月、病院改修費用と医療機器の整備費の半額(1.5億円)を支援しました。外来患者を約100人前後と、
    寝たきりや通院が困難な在宅医療の患者約70人を診ています。(写真左)

    4. 南三陸町に仮設診療所を建設 (2011年の年間外来患者20,570人)
    「待合スペースがない」「水道が使えない」などの問題を抱えていた宮城県南三陸町唯一の仮設診療所。機能を拡充し、面積は3倍以上に。救急患者の受け入れに必要な医療機器も整備。町内はもちろん、石巻市や気仙沼市などの近隣市民のべ20,570人が来院しています。