復興に向かう被災地の人々の生活基盤づくりに貢献したいと考え、
仮設住宅での暮らしを支えるために生活家電の整備などを行いました。
1. 生活家電の寄贈 (133,183世帯)
冷蔵庫、洗濯機、炊飯器、テレビ、電子レンジ、電気ポットを、自治体や家電メーカーの協力を得て、仮設住宅の入居者に寄贈しました。当初、対象は、臨時に建てるプレハブ仮設住宅の入居者7万世帯でしたが、全国各地に移住を余儀なくされた方々も多く、対象を広げて、13万世帯に一軒一軒お届けしました。(写真左)
2. 集会所・グループホームの環境整備 (806ヵ所 34,597点)
仮設の集会所やグループホームなどの共用スペースに人々が集まりやすい環境を作り、コミュニケーションの場を整備するため、テレビ・座布団・ホワイトボードなどの備品を提供しています。
3. こころのケア事業 (健康教室:710回 24,841人など)
訓練を受けた看護師や臨床心理士が仮設住宅の方々のお話を傾聴することにより、ストレスの軽減を図っています。また、赤十字ボランティアのネットワークと知識を生かして、ほっとケア(写真中)や健康教室、ノルディックウォーキング(写真右)などを行い、心身の両面から健康増進をサポートしています。
4. コミュニティ・バスの運行支援 (宮城県南三陸町と福島県会津若松市で9便/日)
津波の被害にあった沿岸部では、多くの住民が数十キロ内陸に入った仮設住宅などで暮らしています。市街地と仮設住宅を結ぶ移動手段が十分ではなく、高校生の通学や高齢者の通院、買い物などに利用していただく無料バスの運行を支援しています。